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年の差純愛、24時。 生きてきた時間の長さ、今年でちょうど2倍。 彼と見た、いろんな東京のまち。忘れたくない言葉とか、書き溜めておきます。

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南青山7丁目のひまわり

彼と出会ったときのこと


ふたまわりも年上のひとと、
同業界とはいえなんでそんなことになっちゃったのか、というと
全然、仕事のつながりではなかった


わたしはその頃、六本木のとある大企業に通っていて
毎日六本木通りを深夜にまっすぐ、2時間かけて歩いて帰っていた


タクシーが高速で通り過ぎるだけの道
煌々と光っていたのは、24時間オープンのセルフのガソリンスタンド
その交差点、「南青山七丁目」の短い横断歩道で
2メートル以上あろうかという大きな大きなひまわりが
光をさがすようにガソリンスタンドの方向を向いていた


なんてたくましいんだろう、となにかすごく感動して
思わずバッグからカメラを取り出して
自分が横断歩道の途中に立っていることも、
青信号はいずれ赤信号に変わるということも忘れて写真を撮っていた


信号が変わってたっぷり10秒(と後に彼は言った)あと、
停まっていた1台の車が、クラクションを鳴らすかわりに
左ハンドルの運転席の窓をゆっくり開けて
「おい」と呼びかけた
びびったのとびっくりしたのと訳がわからないのとで慌てて振り返ると
「…お前、俺じゃなかったら轢かれてるぞ」


苛ついたような、呆れたような、でもどこか面白がってるような、不思議な響きで
わたしは、赤信号なのに延々と写真を撮っていた自分と
それをずっと待っていたその車の運転手、という事態を把握して
今度こそ本当に慌てて
「あ…ごめんなさい」と言って横断歩道を渡りきると
彼はわたしを渡したあとに横断歩道を踏んですぐ、静かに車を停めた


「…大丈夫?」
「いや、あの、そこのひまわりが、すごく綺麗だったから」
「わかるよ。それはね。
 …女ひとりで歩く時間でも場所でもないだろ、
 六本木の夜の女にも見えねえし 危ないぞ」


はい、と言おうと思って顔を上げた瞬間、わたしはすでに落ちていて
どうしたらこの時間を引き伸ばせるか、しか考えていなかった
「○○なんで、近いんです」と自宅の地名を告げると
彼は驚いて、そのひとつ先の交差点が自分の事務所だ、と言った。
彼はしばらく無言のわたしを見て、そのうち諦めたように言った
「…乗ってく?」


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テーマ:婚外恋愛 - ジャンル:恋愛

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Author: 相坂 優
恋するトーキョー@白金。
不倫が不倫じゃなくなって、もうすぐ1ヶ月経っちゃいそうです。

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